哲学者備忘録

随時更新?自分用のメモであり、網羅的な紹介とかでは一切ない。

  • Cuneo, Terence クーニオ。道徳的非自然主義者で、シェイファー=ランダウとの共著がいくつかある。Speech and Moralityという本で道徳的実在論の「超越論的論証」というのをやっている:「1. 言語行為が成り立つための必要条件の1つは道徳的事実が存在することであり、かつ2. 主張(asserting)、約束、質問、命令などの言語行為は現に存在するので、3. 道徳的事実は存在する」。宗教哲学の論文も多い。哲学史方面ではトマス・リードの研究もある。
  • Driver, Julia  Uneasy Virtueで徳を帰結主義的に定義した。Ethics: The Fundamentals英語圏で評価の高い倫理学の教科書。
  • Kahane, Guy ローカルなEDA、特にシンガー達に批判的。
  • Huemer, Michael 直観主義者。
  • Plantinga, Alvin 宗教哲学、認識論。「自然主義と進化論を受け入れる無神論者は、真理ではなく生存のために進化した人間の認識能力を信頼することができないため、自然主義や進化論の信念を含む諸信念の自己論駁に直面する」と主張した(自然主義に対する進化論的反論:EAAN)。人間が神の似像なのであれば人間の認識能力は信頼できるのでこの問題は回避できるらしい。