2024/05/25

流し読みで読了。大阪市Z区(西成区?)のヤンキーを調査したエスノグラフィー。

学術研究なので当然学術的な分析がなされていて、先行研究の整理やそれとの差別化にも紙幅が割かれている。逆に実地での記録などはアーギュメントの流れに沿うものが選択的に提示されるに留まるので、どちらかといえば後者をたくさん読みたかった一般読者の自分としてはルポやノンフィクションに比べるとやや物足りなさを感じた。研究ってそういうものなんだろう。